英語のアクセントは、強弱ではありません。

ニューヨークの俳優養成所のシルビア先生に、はじめてレッスンを受けた時のことです。

私は、英語のアクセントは強く発音する様に習っていたので、いつもの様に単語のアクセントには力を入れて話しました。

「何、そのゴツゴツした英語は!!!。」とシルビア先生は、たいへんな形相になって言いました。

びっくりしている私の顔を見て、シルビア先生は言いました。

「英語には、カラー(色)があるのよ。カラーを付けるためには、単語にアーチをかけるのよ。」

そう言って、英語の単語をいいながら、指で山を描きました。

私にも、英語のメロディーが聞こえました。

私が初めて英語の本当の話し方を知った時です。

アクセントを強くではなく、アクセントにはアーチをかけます。

それにより、スムーズに音節が強調されるのです。

強く発音すると、英語のメロディーがなくゴツゴツした荒々しい英語になってしまいます。

なぜか、日本ではこの事を誰も知りません。